これまで、新NISAだけで資産運用をしていた方は多いと思います。筆者もその一人でした。しかし、iDeCo(個人型確定拠出年金)について詳しく調べたところ、サラリーマンでも利用でき、新NISAよりもお得な要素があることが分かりました。
「iDeCoは自営業の方向けの年金制度」と思っていた方も多いのではないでしょうか？実際には、会社員も加入でき、税制優遇を受けながら老後資金を確保できる魅力的な制度なのです。
iDeCoと新NISAのメリット・デメリット
| 項目 | 新NISA | iDeCo |
|---|---|---|
| 目的 | 資産形成 | 老後資金形成 |
| 運用期間 | 無期限 | 60歳まで原則引き出し不可 |
| 投資対象 | 株式、投資信託 | 投資信託 |
| 税制メリット | 売却益・配当が非課税 | 掛金が所得控除、運用益非課税、受取時の優遇 |
| 資金の流動性 | いつでも売却可能 | 60歳まで引き出し不可 |
| 年間投資上限額 | つみたて投資枠120万円 / 成長投資枠240万円 | 職業によって異なる(会社員は最大27.6万円) |
iDeCoの最大のメリットは、掛金の全額が所得税控除の対象となること。SMBC日興証券の試算では、掛金月2万円の会社員で年間約36,000円の節税が見込めます。
参考のリンク▼
» SMBC日興証券 iDeCoの節約効果
iDeCoのおすすめ金融機関とファンド
iDeCoを始める際、どの金融機関を選ぶかが重要になります。筆者のおすすめはSBI新生銀行です。低コストで優良な投資信託を選べるため、長期運用に向いています。
ファンドはオールカントリー(eMAXIS Slim 全世界株式)が最適。全世界の株式市場に分散投資できるため、リスクを抑えながら安定したリターンが期待できます。
オールカントリーの実績
オールカントリー（eMAXIS Slim 全世界株式）の過去の成績を見ても、長期的に右肩上がりの成長を続けています。
例えば、過去5年間のリターンは年平均約10％となっており、長期運用することで資産の増加が見込めます。
少額からでも今すぐ始めよう！
「大きな金額がないと始められない」と思っている方もいるかもしれませんが、iDeCoは月々5,000円からスタート可能です。少しずつでも積み立てることで、将来の資産形成に大きな差が生まれます。
新NISAとiDeCoを上手に組み合わせて、賢く資産運用を進めていきましょう！
